No7 仙台市戦災復興記念館
1981年、仙台市では空襲で被害を受けてから復興を遂げるまでの資料や記録を展示し、これまでの歩みを記念することを目的に「仙台市戦災復興記念館」を開設しました。
仙台市の空襲は、1945年7月10日です。大阪では、ちょうど堺大空襲の日に当たります。仙台市では二時間余リの間に、市の中心部への焼夷弾爆撃により、死亡者1399名(身元不明者はうち335名)、被災者57321名です。
仙台市は軍都であり、明治以来第二師団の本拠地として、戦争遂行にあたって大きな役割を担っていたことが展示されています。残念ながらカメラなどの記録された資料はあまあまり多くありませんが、残っている写具や体験談から戦争、空襲の恐ろしさを伝えています。
名称からもわかるように、戦後の復興のあしどりを展示されているのがこの記念館の特徴です。1946年、空襲で被害をうけた市の中心部のうち約300haについて、将来の発展を見通して東北における行政、経済、文化の中心にふさわしい新しい都市の建設を目指した戦災復興計画が作成されました。それから15年の年月をかけ、計画された工事か完成しました。幅広い道路や街路樹は「杜の都」の言葉にふさわしいものとなっています。
この三月、東日本大震災で大変な被害をうけた仙台市をはじめ宮城県の人びとがいま、また復興にむけて奮闘されている姿に接してこの記念館のはたす役割が大きいと感じました。
入り口の書架に「ピースおおさか」などの他の平和博物館のパンフレットが展示されていました。
所在地
〒980-0804
仙台市青葉区大町二丁目12番1号
TEL(022)263ー6931
FAX(022)262ー5465
当館に駐車場はございませんのでバス・地下鉄をご利用ください。
●JR
「仙台駅」下車:西口より徒歩20分
西口よりタクシー5分(初乗り運賃区間)
西口バスプール15番のりば
●市営バス
「東北公済病院・戦災復興記念館前」下車:徒歩2分
「電力ビル前」下車:徒歩8分
●市営地下鉄
南北線「仙台駅」下車:徒歩20分
南北線「広瀬通駅」下車:西4番出口から徒歩10分
入室時間
午前9時~午後4時30分(入場は午後4時まで)
7月~10月 午前9時~午後6時30分まで
(入場は午後6時まで)
入室料金
個人(小・中学生)50円(一般)100円
団体※(小・中学生)40円(一般)80円
※20名以上の場合の1人あたりの料金
展示品
写真(パネル) 411点
展示品(遺品等) 171点
絵画・スケッチ 10点
その他(ジオラマ、模型、マネキン等) 13点
計605点(平成17年4月1日現在)