NO13 大林一郎(在世フランシスコ会)
主よ、わたしをあなたの平和の道具としてお使いください。
カトリック平野教会
大林一郎(在世フランシスコ会)
18歳ぐらいから平和について興味を持ちはじめて、若い人達が集まる会合に参加しながら、ビキニデーや原水禁世界大会の平和を求めるデモに参加していました。
ちょうどこの頃から、うたごえ運動にも参加しました。
私がキリスト者として関わるようになったのは、洗礼を受けてからなんですが、それも大阪宗教者平和協議会で頑張っておられた松浦司教、吉岡神父と釜ヶ崎で労働者のミサをされてる本田神父の影響をかなり受けたからです。
司教さんや神父さんが、住職さんはじめ仏教の人達も宗教や教団の垣根を越えて平和や命を大切にしたい思いが一つになりみんなで行動する。なんて素晴らしい事でしょう。
私は思いは単純です。イエス・キリストの福音を生きているだけなんです。
平和デモの帰りに定番の店に行き、今の日本の現状や将来のことをざっくばらんに信徒どうしで話します。
共謀罪法や秘密保護法、戦争法などの前代未聞の悪法が通るなか、最近のデモでは露骨に動画を撮られたりしてます。
「私たちこのままで行くと殉教やね」って話もでますが、それでも止めません。
フランシスコ教皇は言われます。
「行いが伴わないなら、信仰はそれだけで死んだものです」
あいちトリエンナーレ『表現の不自由展』中止決定や神戸にシンポジウム『アートは異物を受け入れるのか』の中止には、表現の自由を脅かし先の戦争を美化し、都合の悪い歴史は抹殺する軍国主義のキナ臭い道を再び歩ましてはならないです。
今の私たちは戦前とは違い投票できる権利を持っています。戦争する国にするか、憲法9条を守り平和の日本を続けるのかの権利を一人ひとりが持っています。
今こそその権利を行使するときです。
もちろん投票先はよく吟味しないとアカンですよ。
簡単な話なんですがね「誰が得をして誰が損するか」ですよ。
ずいぶん前に、確か小学生の投稿が新聞に載ってました。
「無敵って戦う相手がいないほど強いんでなくて、みんなと仲良くして戦う敵がいないのを無敵って言うんだ」って、私もそんな差別も貧困も戦争もない世界を望みます。