ノーモア・ヒバクシャ近畿訴訟

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ノーモア・ヒバクシャ近畿訴訟

今後の日程

2018年

1月16日(火)11:00  202号法廷    高裁 第13民事部  判決
1月22日(月)14:00  1007号法廷   地裁 第2民事部
1月23日(火)13:10  806号法廷    地裁 第7民事部   判決
1月25日(木)11:00  806号法廷    地裁 第7民事部
3月29日(木)11:00  806号法廷    地裁
4月16日(月)15:00  1007号法廷   地裁 第2民事部
5月10日(月)14:00  806号法廷    地裁 第7民事部  本人・医師尋問
5月16日(水)14:00  1010号法廷   地裁 第7民事部  本人・医師尋問
6月2日(土)13:30  近畿訴訟全面勝利をめざすつどい  大阪グリーン会館
6月20日(水)15:00  1007号法廷   地裁 第2民事部

尚、1月16日及び23日の判決日の詳細については、後日お知らせします。

2017年

6月3日(土)14:00  大阪グリーン会館  近畿訴訟全面勝利をめざすつどい
6月15日(木)15:00  1007号法廷   地裁 第2民事部 弁論
7月13日(木)11:00  202号大法廷   高裁Cグループ 第13民事部   結審
7月14日(金)11:00  806号法廷    地裁 第7民事部         1名結審の予定
9月14日(木)11:00  806号法廷     地裁 第7民事部 弁論
11月17日(金)11:00 806号法廷 地裁 第7民事部
11月20日(月)15:00  1007号法廷   地裁 第2民事部

2017年
ノーモア・ヒバクシャ近畿訴訟
全面勝利をめざすつどい
6月3日(土)
午後2時~4時30分
大阪グリーン会館ホール

詳細はこちらから (PDF版)

 これまでほとんど被爆者の主張が認められてきたノーモア・ヒバクシャ近畿訴訟。いま、国は、学者・専門家などに、永年にわたる自らの研究成果をも否定させる内容の意見書を出させるなど、なりふり構わぬ醜い抵抗を示しています。このような不当な抵抗を乗り越える闘いの道筋をご一緒に考えましょう。
被爆者にこれ以上の負担をかけさせないで!

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2015年1月30日
ノーモアヒバクシャ訴訟報告(被爆70年の年の最初の判決)

1月30日、大阪地裁で被爆70年の今年最初の判決が言い渡されました。
判決では原告7人のうち4人が勝訴、3名は敗訴でした。勝訴原告は、いずれも甲状腺機能低下症が申請疾病でした。

原爆症認定の厚労省の基準である「新しい審査の方針」は2014年12月16日に再改訂されていますが、今回の判決は「新しい審査の方針」再改訂の前後で審理が行われたものであり、現行基準が明確に審理対象になった初めての判決です。そして現行基準でも認められなかった原告について国が敗訴したことは、司法がまたしても基準の誤りを認めたものと言えます。根本的な原爆症認定制度の転換が求められていることは益々明らかとなりました。
ただ、今回裁判所は原告3人について敗訴判決を下しました。敗訴した原告は、心筋梗塞、狭心症、熱傷瘢痕(ケロイド)を申請疾病とする原告でした。判決は総論も各論も、これまでの判断枠組みは崩しておらず、狭心症、心筋梗塞の放射線起因性は否定できないと認めたものの、被曝した線量が非常に高いものとは認められず、一方、高脂血症等の他原因があって、その程度は重く影響が大きいとし、また熱傷瘢痕は要医療性がないとして原告の請求を棄却しました。しかしこれは、科学的に未解明で立証不可能な「被曝線量」をあたかも評価できるかのように考える非科学的な判断であると同時に、放射線被曝以外の原因を過大に評価する、被爆者援護法の精神からはずれた判断だといえます。
国は控訴期限を待たず、国敗訴の4人のうち3人について控訴しました。原告側も敗訴原告3名全員について控訴をしました(1名については判決確定)。ヒバクシャの裁判闘争はまだまだ続いています。
被爆70年の年、そしてNPT再検討会議開催の節目の年の初頭にこのような判決を受けて、弁護団も大変悔しい思いをしています。ヒバクシャを苦しませ続ける国・厚労省の態度に怒りを覚えつつ、必ず高裁で勝利しようと気を引き締めているところであります。

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