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 集団的自衛権行使のための新たな基地強化を狙う横須賀軍港
 
  米軍航空母艦基地、横須賀に航空母艦G・ワシントンの後任としてR・レーガンが永久母港化を狙って、10月2日入港する旨、日米関係機関から発表されました。
 これに抗議する集会が8千人の参加者によって9月13日、地元の公園で開催され、大阪安保の呼びかけに応じて参加しました。
 R・レーガンといえば、4年半前、米韓共同軍事演習のため、本国から韓国沖に向け航行中に東電福島原発沖で3・11に遭遇。トモダチ作戦と称して80日間現地に留まり情報集活動に専念し、破壊された福島原発から拡散され続ける高濃度放射性物質によって船体・乗組員もろともに被曝しました。
 当時の乗組員4843人中、がん疾患46名(内3名死亡)、甲状腺疾患35名、呼吸器疾患931名、消化器疾患722名を発症させました。いま米国で、当時の乗組員250名が、東電と、原発製造元の日立、東芝を相手に損害賠償訴訟中です。R・レーガンも放射能まみれになり、韓国入港を拒否されましたが、どこまで除染されたのか定かではなく、自体も原発と同じ原理の加圧水型原子炉を2基装備しています。原発との違いは、核燃料のウラン235の濃縮度が原発3~5%に対して95%と原爆並みに極めて高く、事故でも起こしたら想像に絶します。
 福島原発の終息の目途が全く立っておらず、原発ゼロが大きな争点となっている中で、まったくIAEAの規制対象外の無法者の永久母港化を狙う日米両政府の野望は、被爆70年を新たな戦前に塗り替えようとする憲法無視の戦争法と同根でしょう。
   
 事務局 牛山一雄